誰かのために、自分のために。

社会福祉士に落ちてしまったみずのりが、みんなと一緒に社福を勉強する場所です。たまに医療系のこともお話しするかも。

現代社会とは。

中学のころ、現代社会という教科がありました。
その頃は、現代社会なんてちんぷんかんぷんでした。
そして、社会人となった今。現代社会はちんぷんかんぷんのままです。
こんばんは。みずのりです。


さて、今日は現代社会のシステムについて勉強していこうと思います。
まずは、人口について。
人口の増減はただ単にその地域の数を比較すればいいというものではありません。
出生数から死亡数を引いたもの自然増減数)と転入数から転出数を引いたもの社会増減数)を足すことで人口増減数は算出されます。


さらに、合計特殊出生率とは生んだ子どもの数の平均ではなく、ある時点での再生産年齢期にある女子の年齢別特殊出生率を合計したものです。


人口の年齢区分は3つあります。
年少人口・・・14歳以下
生産年齢人口・・・15~64歳
老年人口・・・65歳以上
①と③を足したものが従属年齢人口であり、これを生産年齢人口で割ったものが従属人口指数です。


平均寿命のことを死亡時の年齢の平均だと思ってませんか?
そうではなく、0歳児の平均余命であり、今の0歳児が後何年生きられるかの期待値なんです。


生涯未婚率とは生涯を通して未婚であった人の割合というわけではありません。
45~49歳と50~54歳の未婚者割合の平均値のことなんです。
50歳で未婚の人は将来にも未婚である確立が高いので、生涯という名前が付いているみたいです。


こうしてみると、色々勘違いしてたことって多い気がしませんか?


人口が高いところは、地域性も複雑化していきます。
都市化していくとそこに人口が増えますが、次第にその周辺の郊外にも人口が増えていきます。
そうなると都心部はさらに都市化が発達し、居住地域としての役割が果たせなくなり、都心部の人口が減少します。これをインナーシティ問題(都市部の空洞化)といいます。
都市化によって人口量と人口密度が増大すると、社会的な異質性が高まり、人々の社会関係や生活様式が変化していきます。このように人口の規模、集積度、異質性から都市の生活様式を特徴付けたのが、ワースの「アーバニズム論」です。


発展途上国では、産業の発達より人口集中が上回る「過剰都市化」が起こり、雇用機会が減少することで失業や貧困の問題が生じ、スラム地区が拡大する現象が起きていしまいます。


グローバル都市では管理職や専門職が増加していきますが、同様に低賃金労働者も増加して移民労働者がそれに従事させられるようになります。


先端技術産業を集積した高度技術集積都市(を実現する計画)をテクノポリスといいます。
情報都市化していくと、高度なインフラ整備が都市間のヒエラルキー化を進展させていきます。


地域に関連したものでおさえておきたいものの中に「コーポレート・ガバナンス」「ローカル・ガバナンス」があります。
トップマネジメントによる意思決定を有効な判断とするように管理する仕組みを「コーポレート・ガバナンス」、地方自治体がNPOや民間企業らと協議して地域における利害調整と合意形成を図ろうとする仕組みを「ローカル・ガバナンス」といいます。


大衆社会化していくと個性が失われ、生活様式が画一化されていきます。そんな中で地域によって生活が変化していきます。都市部ではアーバニズム(都市部あるあるのこと)、郊外はサバーバニズム(郊外あるあるのこと)と呼ばれます。


都市のほうが良く思われがちですが、都市にもさまざまな問題はあります。
都市の内部にありながら都市全体の市民との交流が隔絶された低所得世帯が密集する住宅地域があったり、大都市の衰退地区を再活性化させるために郊外に住む高所得層の人々を呼び戻す(ジェントリフィケーション)ことで、地域の家賃の相場が上がり、それまで暮らしていた人々が暮らせなくなったり、地域特性が失われたりします。


こうやって勉強してみると、何気なく普段暮らしていても複雑なシステムがそこらじゅうにあるんだなあと思いました。
次回はまた近代社会に戻っていきます!


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